ぴたら村の理念

1、大地に根ざし、7世代先を見据えて今を生きる
2、先達の知恵を受継ぎ、さらに新しい知見と感覚を合わせて心地よい暮らしをつくる
3、みんながありのままの自分を肯定し、自然体でいられる場を育む
4、こだわりを押し付けず、多様な人のあり方をおおらかに認めあう
5、相手の気持ちに寄り添い、思いやりのあるコミュニケーションを大切にする


5について
対話を大切にしたコミュニケーションを、この場の文化として育んでいきたいと考えています。意見の違いや迷いがあるときも、すぐに結論を出すのではなく、お互いの背景や想いに耳を傾けながら、理解を深めていくことを大切にします。 

その中で、安心して言葉を交わせる場であることも、とても大事にしたいことの一つです。言葉は、誰かを温かく包むこともあれば、気づかないうちに傷つけてしまうこともあります。だからこそ、どんな言葉を選ぶかで、関係や空気、その場の未来さえも変わっていきます。やさしい言葉は、安心を生み、信頼を育てます。  正直な言葉は、理解を深めます。  思いやりのある言葉は、人と人をつなぎます。
「この言葉は相手にどう届くだろう」と少し立ち止まるだけで、世界は少しずつやわらかくなっていくはずです。
誰かを傷つけるような強い言葉や、一方的な伝え方ではなく、 相手を尊重しながら伝え合う関わりを、少しずつみんなで育てていけたらと思います。


ぴたら村のVision

<豊かさの巡る村>
土に根ざした衣食住の生業や暮らしがあり、さらにそこに個性豊かな人たちの多様な生業や活動が加わり、組み合わさる。それらがコミュニティ全体にめぐり、分かち合われることで、一人ひとりの暮らしの豊かさは最大に引き上げられます。

土に根ざした衣食住の生業や暮らしの中には、市場経済の中で淘汰されてしまったものを含みます。失われてしまった生業や暮らしの中に、かつては在ったものの、現代では手元から離れてしまった、精神的な豊かさに触れる機会や学びが多くあると思っています。
一人では全てはできません。でも、多様な人たちが集まるコミュニティだからこそ、みんなの手によってあらゆることが可能になって、全体でめぐる理想の暮らしが実現できます。

コミュニティだからこそ動物が飼えるし、自分がやりたくてもできないことを誰かがやってくれて、巡り巡ってその恩恵を受けられらたりします。
羊を飼えば、羊のお世話を楽しいと思う人がいて、また羊に会いにくるだけで癒される人がいます。羊毛を紡いで、織物をして楽しむ人がいます。そして、その織物が村の座布団カバーになったり、飾り物になって、たくさんの人を豊かな気持ちにさせてくれます。
全体を大きく捉えて豊かさがめぐる村にしたいと思います。

<信頼と共感で回るコミュニティ>

どうしたら世界は平和になるんだろう。どうしたら他者と心地よく繋がれるのだろう。
平和になるためには、まず個人のこだわりを相手に押し付けないこと。
多様な人の考え方やあり方を受けとめること。理解を深めていくこと。
そして例え理解できなくても大らかに認め合うことです。

人はこだわりがあり、決めつけをします。これが常識だ、当たり前だ、こうでなければならない、しなければならない。法律やルールを細かくつくり、権利を主張し、責任を問う。執着し、多様性を受け入れられなくなりがちです。
国と同じようにルールでがんじがらめに管理しなくても(※)、意識の近い人の集まる小さなコミュニティであれば、信頼と共感で回していけると信じています。

そのためには、相手の気持ちに寄り添い、思いやりのあるコミュニケーションが必須です。みんなが意識して対話力を育てていきます。
手への決めつけを取り外して、聞きあう話し合いをみんなが身につけていくことです。

相手の気持ちに寄り添い、思いやりのあるコミュニケーションが普通になれば、村はだれにとっても安心安全の場になれるはずです。


信頼と共感で村に豊かさが巡るようになった時、細かなルールはより不要になり、お金はあまり介在されなくなるかもしれません。村民一人一人が村民みんなの幸せを心から嬉しく思い、その幸せが続くことを願っている、そんな世界になっていると思います。


※ルールや規則を完全否定するわけではありません。もちろん日本国の法律も守らないとです。人にはそういう性質があることを理解した上で、もっと心を大事にしたいというメッセージです。 

村の運営

ぴたら村は、田才を代表とする任意団体「めぐるコミュニティぴたら村」のコミュニティ事業です。
村民は会員になることで、ぴたら村の参加権(使用し、利用する権利)が得られます。

村の運営は、運営チームである「かもし隊」(田才と、数名のメンバーで構成)が担います。村を維持していく活動のほか、村民がよりよく活動できるようにサポートをしています。

かもし隊の立ち位置はみんなの上にあるのではなく、和の中心にあって、スムーズな流れをつくっていくバイパス的な役割を担います。
つまり、かもし隊が全てを動かしていくわけではなく、みんながやりたいという気持ち、エネルギーを最大限に発揮できるようにサポートしていきます。
対話やアンケートを通して村民の意見や気持ちをできるだけ吸い上げ、村にとって、村民にとって最適と思われる判断・選択をしていきます。