生命とは!
この宇宙のシステムを科学的に考えながら
生命観を考えて行くお話し会です

一見難しい話のように思えますが
スピリチュアル的な話を
科学的視点を持って考えてみるのは
とても興味深いことです

私の友人がぴたら村の皆さんに
お話ししたいということで開催することになりました。

一緒に今のこの地球で起こっていること
そして、私たち生命がどんなシステムの中で生きているのか

発酵カレーランチを食べながら
お茶を飲みながら
交流し、対話しながら考えるお話会です
奮ってご参加ください。


カプラ博士の未来につながる生命観のはなし
 
    世界秩序の変化、気候変動、資本主義の行方など、大きな変化を必要とする時代の認識はほぼ共有されていると思います。『起こしたマインドセットと同じものでは解決できない』とアインシュタインが述べたように、次のパラダイム・マインドセットが求められています。70,80年代の新しい科学(ニューサイエンス)の旗手の一人と言われたフリッチョフ・カプラ博士は現在80歳代ですが、いまだ精力的に博士がまとめた生命を中心とした世界観を広める活動をされています。
    教科書として2014年に共著で表したThe Systems View of Lifeの概要のレクチャー(英語のみ)のオンラインコース(30~40分、12週間)を受講し、広く、深いフレームワークに接して数多くのインスピレーションを受けました。
    ここではこの30年間の最先端科学で明確になってきた生命の背景を読み解き、自然科学と社会科学を繋げる大きな構想の枠組みが提供されています。
https://www.capracourse.net/

    この体系的に統合されたコースの素晴らしさを広く日本でも知って欲しいとの想いで日本語でも受けられるように仲間と翻訳活動をしていましたが、種々の事情で中止となっています。システム思考はパーマカルチャーの中核でもありますし、あらゆる問題が繋がっている現代、統合した体系的な解決策が求められており、カプラ博士は生命に関する世界観を中心に現代科学までに判明してきている事柄を基に変革の方向を示しています。
    これは科学技術で変革・解決するという意味ではなく、今までの唯物論的で個別のものと考える、機械として生命(その他のものも)とみなす世界観を抜本的に見直し、生命のネットワークの世界観へと移行するという意味であり、生命の持つ本質的な知的成長、質的成長を促すマインドセットへの移行が未来に開かれる重要性を繰り返し強調されています。
    私は量子化学を学び材料研究に生かす仕事をしてきましたが、40代の頃に鬱を発症、薬で廃人になりかけ、変えた食の在り方からオーガニック食材に目覚め、更には幼い頃から親しんだ海釣りで眼前にしショックを受けた海の砂漠化や虫の急劇な減少を目の前にして、海外のWWOOF体験や人の暮らしと自然の調和を目指すポジティブフィードバックのパーマカルチャーや自然を生かした農や人が対話でつながるコミュニティなどに出会い、その方向へ歩きはじめました。
生命とは何か?とても深い問いのため全貌は明らかでありませんが、カプラ博士のようなアプローチから私たちに深いレベルで問いかけられるものがあります。是非ご参加くださいませ。こちらにカプラコースを象徴するトレイラーがありますのでご覧ください。

ishttps://vimeo.com/219772183 

 
【スピーカー紹介】
入澤    潤    
元投げ釣りトーナメンター、量子化学専攻、元企業研究者、へたっぴチェロ弾き
野山を遊び場に泥まみれのまま生活し、保健室の先生に怒られる毎日を送る少年時代。そのころから釣りが高じ、30代でトーナメントに入り浸り全国大会上位多数、日本サーフキャスティング連盟神奈川協会長を歴任。生き物が好きだが高校の生物が嫌で化学の道へ、病気のため実験から理論へ転向、量子論により化学現象を解明する量子化学を専攻。理論・科学・化学とは?に目覚める。材料メーカー研究所で30年弱研究員として働き、超高速応答液晶や携帯カメラに欠かせない特殊光学材料の分子設計・開発、また、社内の量子計算指導プログラムを創設・普及に尽力。AI時代到来で変に認められるようになったが自分は不要と思い退社。    野山の虫が極端に減った現状、海の砂漠化(磯焼け)を目の当たりにして寒気を憶え、トーナメントも辞め、会社も辞め、人と自然が調和して生きる方向および、人同士が良い関係で繋がるにはどうしたらいいのか?の問題意識を持ちながら、少しづつ近くの仲間と共に一坪自然菜園講座やパーマカルチャー入門講座や菜園運営などを小さく実施してきました。専門の科学・化学・量子論と持続可能性を考える上での接点を考える中で『タオ自然学』で有名なカプラ教授がエコリテラシー研究所を作り、生命観のオンラインコースを偶然知り、受講。壮大なフレームワークを構築されており、興味を持つ日本の多くの人にも受講して頂きたいと思い、仲間とオンラインコースの日本語への翻訳をしておりました。しかし、いくつか課題が浮上してコースの翻訳はストップしたままになっています。多くの視点のヒントを下さったコースの内容を少しでも伝えられたらと思い、お話会などを実施してきています。また超下手くそなのに超素晴らしい先生に教わるチェロ弾き(弾き逃げが得意技)です。
 
【フリッチョフ・カプラ教授の紹介】
    1975年に出版した『タオ自然学』で世界的に有名になった素粒子物理学者であり、エコリテラシー研究所創設、システム理論学者です。
タオ自然学では東洋神秘哲学であるインド哲学・中国の陰陽、仏教で語られる振る舞いと素粒子の振る舞い・量子論がほぼ一致していることを指摘し、東洋思想がはるか昔に自然の本質を見ぬいていたことを紹介    インドのシヴァ神のダンスが素粒子の振る舞いに対応する比喩であることなどを指摘し、カプラ博士の言葉を借りれば『東洋の知慧と西洋の科学精神の本質的な調和を示し、今ま での科学のイメージを一新することである。そして、 現代の物理学が科学技術をはるかに超えたものであり、物理学の道は、スピリチュアルな知識と自己実現へと向かう心のある道たり得ることを明らかにしていきたい』という思いが込められています。この本により、現在、素粒子物理研究の世界的権威の研究所CERNの庭にもダンスをするシヴァ神の像が飾られています。    この後、素粒子物理学者であるよりも広範囲の科学が如何に私達の世界観・価値観を揺るがすものなのか?について探求を続け、数多くの本を出版してきましたが、2014年のThe Systems View of Lifeはそれらの集大成と位置付けられ出版されました。オンラインコースはこの本のテーマの概要をカプラ博士が解説したものになっており、ネットを通じて博士と議論する機会や卒業後も様々なイベントへの参加できるものとなっています。生命とは認知とは、宗教とは?から自然科学と社会科学の統合、ネットワーク社会、そして持続可能社会へと連なる壮大なフレームワーク(枠組み)が示されています。個人的にはとても広く・深い世界へ誘って頂き感謝しています。日本ではこのように感じられるものには出会ったことがありませんでした。数年経ちますが、いまだに、博士の通った道の入り口から少し入ったところを似た方向へ進んでいるイメージがあります。
    また、エディブル・スクールヤードという、菜園を中心に学校の授業が展開されるプログラムは発祥のアメリカは当然のこと、世界中に拡がっていますが、それを始めたのがアリス・ウォータースさんです。彼女は有機野菜生産を積極的に支援し、著名なオーガニックレストラン『シェパニーズ』を創設、かつてはTV出演も多く世界中で知られています。このエディブル・スクールヤードは彼女がカプラ教授の助言を受けて出来たものだそうです。現在、日本では堀口博子さんを中心に展開されてきています。素晴らしい取り組みでパーマカルチャー関係の仲間も複数人アメリカで本プログラムの研修を受けています。また、サティッシュ・クマールはカプラ教授のメンターであり、サティッシュの創設したシューマッハカレッジでもカプラ教授は教えていました。
    そのほかにも数多くの著名な出版や経歴の背景がありますので、ネットなどで調べていただけたら幸いです。
        

【タイムスケジュール】
11時    
集合    自己と繋がる時間&チェックイン(自己紹介&今ここの気持ち)
12時~13時    
ランチタイム    野菜たっぷりスペシャルカレードリンク付き 

13時15分~14時 お話会(前半)
14時~14時40分    
休憩    14時50分まで
14時50分~15時40分    お話会(後半)
15時40~16時10分    
グループディスカッション

おやつタイム    
    おやつ&ドリンクを食べながら
今日のシェア会
チェロの演奏🎶が聞けるかも!